領有権ハブは、スターシステムとそこにあるコロニーやインフラを管理するためのモジュール式ストラクチャで、カプセラのアライアンスがゼロセキュリティ宙域を支配する上で活動の中心となる存在です。かつて使われていたインフラストラクチャハブと領域支配用ユニットを置き換え、統合する形で拡張コンテンツ「エキノックス」で登場した領有権ハブは、領有権を持つソーラーシステムをアップグレードし、改善するための次世代の手段で、システムの恒星の周囲に設置されます。領有権ハブはまた、アップグレードオプションをインストールし、維持するためのストラクチャでもあります。領有権ハブを設置したコーポレーションのメンバーは、必要な役職に就いていれば、領有権ハブを操作してコロニーのリソースをインストールされたアップグレードに割り当てたり、同じアライアンスが支配する近隣システムから/への労働力の輸出入を管理したりすることができます。
- 注:領有権ハブによる領有権の登録(新設と移行の両方が対象)を行うと、当該システム内の領域支配用ユニットは全て破壊されます。
アップグレード
領有権ハブにインストールされた領有権のアップグレードをオンライン化し、システムがその恩恵を受けるには、例外なく電力、労働力および燃料ブロックが必要になり、どれもシステム内に設置された軌道スカイフックから手に入る惑星由来のリソースです。電力はシステム固有のもので、輸出や輸入が行えないため、単一の領有権ハブにインストールできるアップグレードには必ず制限が存在することになります。
領有権ハブはそれ自体でも恒星を使ってある程度の発電を行えますが、システム内に存在するガス惑星、暴風惑星、あるいはプラズマ惑星を使って追加の発電を行う必要があります。労働力は同じアライアンスが支配しているシステム間で輸出入を行うことができるリソースで、これは領有権ハブの管理画面で設定できます。防衛、インダストリー、リソース、そしてロジスティクスといった用途に合わせたアップグレードを追加することで、領有権ハブの機能は拡張していきます。
- 状態を問わず、インストールしたアップグレードの合計電力コストがシステム内の最大発電量(全部の惑星に軌道スカイフックを設置した場合の数字)を上回る場合、アップグレードはインストールできません。
- インストールしたアップグレードはアンインストールできません。オフラインにすることは可能ですが、取り外すには自爆させるしかなく、所有コーポレーションの適切な役職に就いているカプセラのみがアップグレードを自爆させることができます。
- アップグレードをインストールし、オンラインにしたら、適切な役職に就いているカプセラが領有権ハブのメニューから優先順位を設定する必要があります。優先順位が高いアップグレードには、利用可能なリソース(電力、人口、消耗品)が優先的に割り当てられます。これにより、アライアンスは全てのインストール済みアップグレードを稼働させるためのリソースが足りなくなった場合(例えば、スカイフックが破壊された場合)、どのアップグレードを最初にオフラインにするかをコントロールできます。
- 敵の攻撃、燃料の消費、あるいはソーラーシステム内でのリソースの入れ換えなどにより必要なリソースが供給されなくなると、インストール済みアップグレードはローパワー状態になります。ローパワー状態はオフライン状態と非常によく似ていますが、主な違いは、これらのアップグレードは復旧できる場合は自動的にオンライン状態に戻る点です。ローパワー状態のアップグレードは、オフライン状態と同じく、燃料を消費することも、システムにメリットを提供することもありません。
現在利用できる領有権ハブのアップグレードは以下の通りです:
領域施設強化
- 大型母艦建設施設:大型母艦を建造できます。
- 高性能物流ネットワーク:サービスモジュール「アンシブレックス・ジャンプゲート」をオンラインにできます。
- サイノシュラル抑制:サービスモジュール「テネブレックス・サイノージャマー」をオンラインにできます。
- サイノシュラルナビゲーション:サービスモジュール「ファロラックス・サイノビーコン」をオンラインにできます。
PvE強化
- 低脅威探知施設1:若干の脅威となる敵が存在する戦闘特異点を探知します。
- 低脅威探知施設2:若干の脅威となる敵が存在する戦闘特異点を探知します。このタイプは、ベースとなっている施設よりも早く新たな特異点を探知することができます。
- 低脅威探知施設3:若干の脅威となる敵が存在する戦闘特異点を探知します。このタイプは、ベースとなっているアップグレード版施設よりも早く新たな特異点を探知することができます。
- 重大脅威探知施設1:脅威となる強大な敵が存在する戦闘特異点を探知します。
- 重大脅威探知施設2:脅威となる強大な敵が存在する戦闘特異点を探知します。このタイプは、ベースとなっている施設よりも早く新たな特異点を探知することができます。
- 重大脅威探知施設3:脅威となる強大な敵が存在する戦闘特異点を探知します。このタイプは、ベースとなっているアップグレード版施設よりも早く新たな特異点を探知することができます。
採掘強化
- トリタニウム探査施設1:システム内に存在する鉱石資源を追加で発見できる施設。トリタニウムが豊富なアステロイドベルトに特化しています。
- アイソゲン探査施設1:システム内に存在する鉱石資源を追加で発見できる施設。アイソゲンが豊富なアステロイドベルトに特化しています。
- ノキシウム探査施設1:システム内に存在する鉱石資源を追加で発見できる施設。ノキシウムが豊富なアステロイドベルトに特化しています。
- ザイドリン探査施設1:システム内に存在する鉱石資源を追加で発見できる施設。ザイドリンが豊富なアステロイドベルトに特化しています。
- メガサイト探査施設1:システム内に存在する鉱石資源を追加で発見できる施設。メガサイトが豊富なアステロイドベルトに特化しています。
- パイライト探査施設1:システム内に存在する鉱石資源を追加で発見できる施設。パイライトが豊富なアステロイドベルトに特化しています。
- メクサロン探査施設1:システム内に存在する鉱石資源を追加で発見できる施設。メクサロンが豊富なアステロイドベルトに特化しています。
各種アップグレードは、オンライン状態を維持するために対応する種類の燃料を必要とします。ゼロセキュリティ宙域におけるプレイヤーによる領有権の争奪方法は、エキノックスのローンチ以前とほとんど変わっておらず、エントーシスリンクの対象がインフラストラクチャハブから領有権ハブに変わっただけです。システムの支配権を喪失すると、領有権ハブと、全てのインストール済みアップグレードは破壊されます。領有権ハブが破壊されると以下が起きます:
- 燃料がドロップする可能性があります
- インストールされていたアップグレードがドロップする可能性があります
- システムの領有権が失われます
領有権ハブは中立状態(SCCが所有者)で係留され、所有権を手に入れるにはエントーシスリンクを使用する必要があります。この期間中、他のアライアンスも支配権の掌握を試みることができます。