ゼロセキュリティ宙域の惑星からリソースを抽出するには、惑星の周回軌道上に存在していた税関オフィスに替わる存在となる軌道スカイフックが必要です。軌道スカイフックは税関オフィスの機能を引き継いでいるため、今後も惑星インダストリーを行うことができるだけでなく、拡張コンテンツ「エキノックス」で登場したコロニーリソースを扱う機能も持っています。
- 軌道スカイフックはあらゆる種類の惑星に設置できますが、設置場所はプレイヤー領有のゼロセキュリティ宙域内に限られ、さらに各惑星の軌道上に設置できるのはひとつのみという制限があります。
- 軌道スカイフックの強化サイクルは1段階で、HP、レジスタンス、ダメージ上限は、ライタルやアサノアのようなアップウェル・コンソーシアムの既存の中型ストラクチャと似た値となっています。
- スカイフックを配置すると、配置した惑星からそれぞれに特徴がある3種類のコロニーのリソースを取得できます。取得量は惑星の種類によって異なります。
電力
電力はシステム内の領有権ハブを通じて恒星から、そして軌道スカイフックを通じてガス惑星、暴風惑星、プラズマ惑星から得ることができます。電力は領有権ハブにて、各システムで利用できる様々なアップグレードをオンラインにするために使用されます。
青色巨星の発電量が最も多い一方、白色矮星の発電量が最も少なくなります。領有権ハブをソーラーシステムに設置すると、特に操作を行わなくても一定量の電力が発電されます。
電力はまた、軌道スカイフックを設置したガス惑星、暴風惑星、プラズマ惑星からも供給されます。電力は各システム毎に管理されるリソースで、別のシステムに移動させることはできません。
電力を生み出しているスカイフックが破壊されると、そこから供給されていた電力は、システムの領有権ハブに一切届かなくなります。
労働力
労働力は軌道スカイフックを設置した不毛な惑星、海洋惑星、温暖な惑星から供給されます。各惑星から供給される労働力量は惑星の種類によって異なります。
システムにインストールされた領有権ハブをオンラインにするには、電力だけでなく労働力も必要です。
労働力は同一のアライアンスが支配するソーラーシステム間で輸入、輸出可能です。労働力の移動は領有権ハブの操作ウィンドウで管理できます。
労働力を生み出しているスカイフックが攻撃を受けて破壊されると、供給されていた全ての労働力がシステムの領有権ハブから消滅します。
反応試剤
反応試剤は軌道スカイフックを設置した惑星から供給される資産です。反応試剤は当初は未成熟状態ですが、時間経過で抽出可能な成熟状態になります。時間経過で生産量が増加するので、成熟は実質的に、抽出可能なリソースの生産を加速させるプロセスと言えます。
- マグマ性ガス：溶岩惑星で生産され、衛星ドリル「メテノックス」やサイノシュラルナビゲーション（ファロラックス・サイノビーコン）、サイノシュラル抑制（テネブレックス・サイノージャマー）の燃料として使われます。
- 超イオンアイス：氷惑星で生産され、高性能物流ネットワーク（アンシブレックス・ジャンプゲート）や大型母艦建設施設といったアップグレードの燃料として使われます。
反応試剤は奪い取ることができる唯一のコロニーリソースです。この収奪は、氷惑星と溶岩惑星から反応試剤を採掘しているスカイフックが備えている反応試剤サイロにリンクする形で行われます。このリンクは、サイロのシールドHPが10%未満にならないと行えません。
リンクする艦船は巡洋艦以上のサイズの戦闘艦か、アップウェルの新型輸送艦である必要があり、また反応試剤サイロにリンクする艦船を操縦しているパイロットはオメガクローン状態である必要があります。
スカイフック反応試剤サイロとリンク中のプレイヤーはワープ、マイクロジャンプドライブ、クローク、係留を行えず、最大速度が秒速1,000mに制限されます。
艦船がスカイフック反応試剤サイロへのリンクをスタートすると、リンクが完了するまで10分かかり、スタートした時点で、周囲のシステムにいるプレイヤーに収奪が進行中であることが通知されます。
反応試剤の収奪を行う際、スカイフックのサイロにリンクできるのは一度に1隻のみです。
反応試剤がスカイフックから収奪されると、増加していた産出量はリセットされ、未成熟と成熟両方の状態の反応試剤の一部がサイロのそばにあるカーゴコンテナに移動する一方、それ以外の反応試剤は全て破壊されます。そのため、反応試剤を生産しているスカイフックの防衛は重要です。
アステロイドベルトと同じく、軌道スカイフックには敵対的な海賊NPCが集まってきます。そのためスカイフック周辺の宙域は無警戒な艦船にとっては危険ですが、クレバーなプレイヤーにとってはPvEアクティビティに挑める場所となります。