アセットセーフティは標準型アップウェルストラクチャで利用できますが、特化型であるアップウェルFLEXストラクチャでは利用できません。
アセットセーフティは、ストラクチャの係留が解除されるか破壊された時点で自動的に起動します。ただし、「放棄中」状態のストラクチャが破壊された場合は自動的に起動しません。アセットセーフティの手動起動は、ストラクチャが破壊される前のいつの時点でも行えます。
一度起動したアセットセーフティはキャンセルできません。アセットセーフティで作成されたコンテナには、作成されたシステムとアップウェルストラクチャの名前が含まれます。所有者はアセットセーフティ・ラップ内のアイテムを選択し、ハンガーかカーゴホールドにドラッグすることで、個々のアイテムまたはコンテナの内容物全体を一度に回収することができます。
カプセラが搭乗している艦船はアセットセーフティに移動されません。ストラクチャが閉鎖されたか破壊された場合、パイロットの次回ログイン時に艦船は出港させられるか宇宙空間に出現します。
アセットセーフティは2種類に分かれています:個人用とコーポレーション用です。
個人アセットセーフティ
個人アセットセーフティは、アップウェルストラクチャが破壊されるか係留が解除されるか、あるいはプレイヤーが手動で起動した場合に機能を発揮します。アセットセーフティが起動すると、プレイヤーの『セーフティ』タブの『資産』ウィンドウにメニューが現れます。
5日が経過すると、プレイヤーは資産が元々存在していたシステム内のNPCステーションやアウトポスト、アップウェルストラクチャに資産を移送することができます。作成から20日が経過してもパッケージが手動で移送されない場合、以下の条件のもと自動的に移送されます。
- ゼロセキュリティ宙域:AUで数えて一番近いローセキュリティシステムのステーションに移送
- ローセキュリティ宙域:AUで数えて一番近いローセキュリティシステムのステーションに移送
- ハイセキュリティ宙域:AUで数えて一番近いハイセキュリティシステムのステーションに移送
ワームホール宙域のストラクチャの場合、アセットセーフティの動作は上記と異なります。本記事の末尾にある『アセットセーフティとワームホール宙域』セクションをご参照ください。
NPCステーションが存在するシステムでのみ、この自動動作が発生します。
資産の自動移送先が異なるシステム内のステーションだった場合、アセットセーフティから資産を解放するには資産価値の15%を支払う必要があります。同じシステム内だった場合、費用は資産価値の0.5%です。
アイテムハンガーとシップハンガーの内容物は全てアセットセーフティ・ラップに移動されます。これには大型艦載機母艦と旗艦級戦艦も含まれます。
コーポレーション・アセットセーフティ
コーポレーションが所有権を有し、コーポレーション資産ウィンドウの『セーフティ』タブに記載されているアイテムを除き、アセットセーフティシステムは、上記の個人アセットセーフティと同じルールのもと機能します。
注:コーポレーション・アセットセーフティを操作できるのはディレクターとCEOのみです。
コーポレーションハンガーはアセットセーフティ内部に保存されます。
アセットセーフティの起動
アセットセーフティの対象となるのは、次の状況に置かれたアイテムです。
- 破壊されたアップウェルストラクチャ内にあったアイテム。
- アップウェルストラクチャ内のコーポレーションオフィスのレンタル解除。
- 手動の場合、対象ストラクチャへのアクセス権に関係なく行うことができます:
- 個人資産の場合、宇宙空間上のストラクチャを右クリックするか、個人資産ウィンドウ(Alt+T)から『アセットセーフティに移動』を選択してください。これを行うために選択したストラクチャに入港することはできません。
- コーポレーション資産の場合、コーポレーションウィンドウ/資産/オフィスタブと進み、リストアップされている中からオフィスを選び右クリックしてください。
アセットセーフティとワームホール宙域
ワームホール宙域内のアップウェルストラクチャは、標準型のアセットセーフティシステムを使用していません。このタイプのストラクチャのアセットセーフティが正常に起動すると、標準型とは違い、資産は宇宙空間に放出され、どのプレイヤーでも回収できる状態になります。つまり、ワームホール宙域でアップウェルストラクチャが破壊された場合、プレイヤーハンガーとコーポレーションハンガーの内容物は全て宇宙空間に放出され、侵略者が戦利品として入手することができるようになります。これは同時に、特定のアイテムを対象として『アセットセーフティ』を手動で起動させたり、あるいはワームホール宙域のアップウェルストラクチャ内のコーポレーションオフィスのレンタルを解除した場合についても、アイテムがストラクチャの近くの宙域に排出されることを意味します。
「放棄中」ストラクチャでのアセットセーフティ
サービスモジュールが燃料を消費しない日が7日間続くと、アップウェルストラクチャは、ローパワー状態から放棄状態に移行します。
放棄状態のストラクチャが破壊された場合、アセットセーフティは自動的には起動しません。