システム内を移動する際は、ワープが主な交通手段となります。システム内の目標に対するワープは、以下の方法で行えます:
- ターゲット上でクリックを長押しし、リングメニューから『ワープ先』を選択。
- オブジェクトをクリックした後、『選択されたアイテム』ウィンドウ内のワープボタンをクリック。
- 宇宙空間、もしくはオーバービュー上のオブジェクトを右クリックした上で、右クリックメニューから『ワープ先』を選択。
- 『S』キーを長押した後、オーバービューか宇宙空間上のワープターゲットのブラケットをクリック。
艦船がワープに入るには、ワープターゲットの方向を向き、現在の最大速度の少なくとも75%まで加速する必要があります。この軸合わせに必要な時間はかなりの幅があり、艦船の機動性(慣性乗数で表示されます)、質量、ワープターゲットに対する現在の航行ベクトルなど、多くの要素の影響を受けます。艦船の装備画面の『ナビゲーション』セクションで確認できる軸合わせの時間は、艦船が完全に停止している状態でワープコマンドを発してからワープに入るまでの時間を計測しています。
艦船がワープに向けて軸合わせを行っている最中も、ターゲットにされて攻撃を受ける場合があります。調整フェーズで艦船がワープスクランブルを受けた場合、ワープは自動的にキャンセルされてしまいます。艦船に行ったターゲットロックは、ターゲットにした艦船が完全にワープに入ると解除されます。
ワープターゲットまでの距離が150 kmを超えていないと、ワープを開始できません。オーバービューにリスト表示されるほとんどのオブジェクトは、十分に距離が離れていればワープ可能です。ただし、一部のオブジェクトはワープドライブがロックできないため、ワープ先にすることができません:
- 同じフリートに所属していない他の艦船
- NPC
- ワープを行うキャラクターかフリートメンバーが所有権を持っていないコンテナまたは残骸
一部のミッションや探検サイトでも、エリア内でのワープが行えなくなります。自然現象が原因でそのようなエリア内ではワープが妨害されますが、エリア内部から、当該システムの内部かつ、サイトのワープ不可能ゾーンの外に存在している、別の天文学的オブジェクトやブックマークへのワープを行うことは可能です。
ワープベクトルの確立
ワープコマンドを実行した後、船はワープベクトルを確立し、目的地への軸合わせを行います。このプロセスの間、艦船がワープベクトルにどれだけ近いかを示すインジケーターが表示されます。バーがいっぱいになるか、外部からのワープ妨害を受けずに3分が経過すると、艦船は選択した目的地にワープします。
ワープの差異
ワープを行う際の出口は、ワープコマンドを実効した時点で決まっています。ワープ妨害フィールドの影響を受けない限り、出口とワープターゲットとの距離は、ワープコマンドでの指定に合わせて設定されます。ワープを行った艦船は、出口から半径2500 m以内のどこかで停止します。そのため、入港したいステーションに直接(0 m設定で)ワープした場合でも、ワープの出口はステーションの入港境界線の0 mマーク上に配置されるため、艦船が入港境界線の外に出現する可能性があります。入港境界線の外側でワープを終了する場合、ステーションに接近しないと入港できません。
ステーションやストラクチャの周囲の光の輪は、入港境界線を示しています。
『ワープ先』とのデフォルト距離は、ワープ可能オブジェクトを選択している状態で、『選択アイテム』ウィンドウ内の『ワープ先』ボタンを右クリックすると設定できます。これにより、リングメニューと右クリックのデフォルト距離も設定されます。